R1200GSサブコンでモアパワー
シングルカムヘッドR1200GSに
DOHCヘッドの加速感を!
BMW R1200GSがDOHCヘッドに変わって試乗された方はお解かりになったと思いますが
コナー立ち上りの気持ちの良い加速感、アクセルを開けた時のピックアップの良さは
残念ながら旧R1200GSのシングルカムでは味わう事が出来ません
そこで今回、サブコンを使い燃調補正で少しでも新型R1200GSのフィーリングに近くなるようにマップを作ってみました
その内容をグラフを見ながら説明していきましょう



上のグラフはアクセル開度5%と10%のグラフで青の線がノーマルの状態で計測したグラフ
赤がサブコンで燃調補正をした後で測定したグラフです
グラフの見方は上段がパワー下段が空燃比を表しています
パワーグラフより空燃比のグラフの変化がエンジンフィーリングに大きな変化をもたらします
このR1200GSの場合、空燃比13:1位に調整しました
横軸は回転数で空燃比グラフの縦軸は上に上がれば薄く下がれば濃くなった事を表します
ノーマル(青線)では全体が薄くなっています
このグラフは左がアクセル開度20%右が40%のグラフです
パワーグラフは中間開度なので微妙に開度固定が難しく余り参考にはならないかも知れません
空燃比のグラフはバラツキも無く燃調補正が上手く行っている事が良く解ります
このグラフはアクセル開度100%のグラフです全開固定なのでパワーグラフも参考になると思います
ノーマル(青線)では空燃比が5000回転位から濃くなっていますが燃調補正で空燃比が改善され
パワーグラフも谷が少し改善された事が見て取れます
ここで説明したグラフは5つですがMAPの制作は左右シリンダー別々、アクセル開度
0,2、5,10,15,20,40,60,80,100の10等分で10個×左右シリンダー=20のMAPを作ってサブコンに
送ります
車両の走行ECUからインジェクタ-に送られる信号をパワーコマンダー5が改算し理想の空燃比に近い
インジェクション噴射量に調整します
これにより、如何なる回転数、如何なるアクセル開度でも理想の空燃比に近ずける事が出来ます
(写真左)は車両のデータ取りとマップの入替え作業の写真です多いときにはダイナモの上で150回前後データーを取ります
(写真右)パワーコマンダー5の製品リストは、PC5本体、USB通信コード、インストールCD、日本語説明書、ステッカー等です 弊社販売のパワコマンダー5はノーマルR1200GSオリジナルMAPインストール済みで1年間保証とメール等で1ヶ月間MAPのメンテナンスサービスをやっております、その他質問等も電話又はメールにてお気軽にお取り合わせ下さい。