とうとうDRL解禁!G310R&G310GSの2023年モデル入荷
2023年モデルの進化ポイントとDRLについて解説します!
G310R&G310GSとは?
大型バイクのイメージが強いBMWですが、普通二輪免許、いわゆる中免で乗れるモデルもあるのをご存じですか?
312cc単気筒エンジンを搭載した「Gシリーズ」がそれで、ネイキッドタイプの「G310R」とアドベンチャータイプの「G310GS」がラインアップされています。
軽い車体と手頃な価格で、エントリー向けやセカンドバイクとしてもとても人気があります。
Gシリーズは2017年に登場し、2021年にマイナーチェンジ。
その際には、ユーロ5適合、LEDヘッドライト&ウィンカー装備、外装デザイン変更と、結構変わりました。
特にエンジン特性が扱いやすくなっていて、車に積み込む時に驚いたのをよく覚えています。
2023年モデルはココが進化した!
そして2023年モデルが入荷したわけですが、ぱっと見はカラーぐらいしか変わっていません。
しかしよく見ると…左ハンドルスイッチが変更になっていました!
上から、ハイビーム、ロービーム、そしてDRLが選べるようになっています。
2022年モデルまでは↓のスイッチボックスでした。
DRLとは、デイタイム・ランニング・ランプの略(通称デイライト)で、日本語の正式名では昼間走行灯と呼ばれる、昼間にヘッドライトを消灯して、程よい明るさの別のライトで被視認性を高める装備です。
最近四輪車でよく見かける、ヘッドライトの上や周囲だけが棒状に光っているアレですね。
Gシリーズの場合は、ヘッドライト中央の白いラインが光るようになっています。
ちなみにヘッドライトユニットは今回変更なしですが、2022年モデルは走行中のDRL単体での点灯ができず、ヘッドライト+暗いDRL点灯となっていました。
ヘッドライトの歴史をちょっとだけ
ここに至るまでには長い道のりがありました…。(長くなりそう)
そもそも昔のバイクにはヘッドライトのオンオフのスイッチがあり、昼間は任意で消灯できていたのですが、被視認性が低いバイクでは存在に気付かれず事故につながることが多く、日本自動車工業会によって「昼間も点灯しようぜ!」という運動が起こりました。
1998年には法改正され、それ以降に生産されたバイクは「エンジンがかかっている間は必ず点灯する構造」、つまり消灯スイッチの廃止が義務付けられました。
しかし常時点灯はバッテリーへの負荷が大きいことや、ロービームよりDRLの方が日中の被視認性が高いこともあり、自動車業界で普及が進んでいたDRLが近年バイク業界にも広がってきたというわけです。
ヨーロッパなどではいち早くDRL装備モデルが発売され、日本にも輸入されました。
その際、日本の法律がヨーロッパ水準に追い付いていなかったため、DRL機能に制限がかかった日本仕様として販売されていたのがここ数年のこと。
そしてとうとう、2020年9月25日に法改正が行われたことでDRLが解禁になり、それ以降の生産モデルでは続々とDRLの制限が解かれていきました。
BMWはDucatiに比べて解禁モデルの導入が遅かったのですが、2023年モデルではR1250GSなどを始め、末端のGシリーズまでも解禁されたんです←いまここ
在庫車両を紹介
いかにDRLを待ち望んでいたかが伝わったところで(?)、現在ショールームに展示している2023年モデルを紹介します。
スペックなどはこちらの公式ページをご覧ください。
G310R
ポーラー・ホワイト/レーシング・ブルー・メタリック(スタイルスポーツ)
733,000円
コスミック・ブラック2
720,000円
G310GS
カラマタ・ダーク・ゴールド・メタリック(スタイルラリー)
800,000円
G310GSは、2022年モデルのホワイトとブラックも在庫しています。
(3/19修正 一部の写真が誤っていたため差し替えました)
店頭ではRとGSの比較もできるのでぜひお越しください。