KTM990DUKEのミッション修理のレポート
990スーパーデュークのミッションの修理の紹介です。
なかなかここまでエンジンを分解することが無いので写真を交え解説します。
![Atsuhiro](/wp-content/themes/atsu-theme/images/staff_atsuhiro_85.png)
![990dukemisyon2](/wp-content/uploads/990dukemisyon2-360x270.jpg)
![990dukemisyon22](/wp-content/uploads/990dukemisyon22-360x270.jpg)
左の写真から右のエンジンを降ろした写真、写真で見るとかんたんそう。
現実は結構大変時間も掛かるんです。
腰下
![990dukemisyon3](/wp-content/uploads/990dukemisyon3-360x270.jpg)
![990dukemisyon4](/wp-content/uploads/990dukemisyon4-360x270.jpg)
縦割りクランクケースはシリンダーを外さないと分解できません。
左の写真の状態に(クラッチ、ローター、バランサー等)分解して、やっとクランクケースを分解することが出来ます。
![990dukemisyon5](/wp-content/uploads/990dukemisyon5-360x270.jpg)
![990dukemisyon6](/wp-content/uploads/990dukemisyon6-360x270.jpg)
こんな感じにミッション系の部品がぎっしり入っているんです。
ミッション系の部品を取り除くとこんな狭い所にミッション系の部品が入っていたのが良く分かるでしょ!
ギヤはこんな感じでプライマリーとセカンダリーが配置されます。
上の左にクラッチ下の右にスプロケットが付きます。
シャフトにニードルベアリングを入れるために、こんなベアリングが使われていました。
金属製の方がガタが出ないと思うのですが?
これがシフトフォークです。
チョット摩耗が有るので怪しいので新品に交換しましょう。
シフトフォークがこの溝にセットされ右に左にギアを動かします。
![990dukemisyon11](/wp-content/uploads/990dukemisyon11-360x270.jpg)
![990dukemisyon12](/wp-content/uploads/990dukemisyon12-360x270.jpg)
左がドグの溝、右はドグの凸部です。
この辺がすり減ってくるとギヤ抜け等が起こります。
![990dukemisyon13](/wp-content/uploads/990dukemisyon13-360x270.jpg)
星型の部品ドラムロケイティング。
これがアルミで出来ているのは良いのか悪いのか?摩耗し易いと思うんですが!
今回は摩耗もあるので交換します。
腰上
![990dukemisyon14](/wp-content/uploads/990dukemisyon14-360x270.jpg)
カーボンが付いたピストンヘッド。
エンジンばらしたらお掃除するのは当たりまえ
![990dukemisyon17](/wp-content/uploads/990dukemisyon17-360x270.jpg)
![990dukemisyon18](/wp-content/uploads/990dukemisyon18-360x270.jpg)
カーボン削除液に漬け込んでウエスで拭き取るとハイこのとうり。
![990dukemisyon19](/wp-content/uploads/990dukemisyon19-360x270.jpg)
![990dukemisyon20](/wp-content/uploads/990dukemisyon20-360x270.jpg)
ピストンは先にシリンダーに組み付けてコンロッドとピストンピンを組み付けます
カムを組む前のシリンダーヘッド右側のギヤにカムチェーンが見えます。
カムが乗るとこんな感じで非常にシンプルな作りです。
完成!
![990dukemisyon1](/wp-content/uploads/990dukemisyon1-360x270.jpg)
マー何だかんだで紙芝居的には、ハイ出来あがりました。
試乗後、シフトタッチも改善されほっと一息でした!!!