フルモデルチェンジしたR1300GSが入荷!
話題の新型モデル、R1300GSの長崎第一号車が入荷しましたよー!
長い間排気量アップが噂されていたR1250GSが、とうとう1300になって登場!
エンジンだけでなくデザインやシャーシもごっそり変わり、電子制御の新機能も搭載されて、正真正銘のフルモデルチェンジを果たしました。
詳細は後日YouTubeにアップすると思うので、個人的に「めっちゃ変わってる~!!」と思った所をざっくりと解説させてもらいます👌
ちなみにR1300GSには、大きく分けてスタンダード、スポーツ、ツーリングの3つのグレードがあり、入荷したものは色々装備されているツーリンググレードです。
完全新型ヘッドライト
何といっても見た目で一番変わったのはヘッドライトじゃないでしょうか。
GSの伝統ともいえる「左右非対称ヘッドライト」に別れを告げ、X型のDRLとプロジェクターヘッドライトが組み合わせられた左右対称一灯式になりました。
R1250GSにも用いられていたX型のデイライトは、この新型への布石だったのかもしれませんね。
薄く伸びたフェイスはまるでクロコダイルの様!
カクカクした無骨なデザインから有機的なデザインに変わりました。
ツーリンググレードには「ヘッドライトプロ」が装備されており、一灯プロジェクターでありながらコーナリング時に進行方向を照らすという優れものです。
ウィンカー内蔵ハンドガード
フロントウィンカーは新形状のハンドガードに内蔵されています。
めちゃくちゃ眩しくてビックリしました。
ハードなライディングが想定されているスポーツグレードは、内蔵ではなくヘッドライト横に通常のウィンカーが別体されています。
アクティブクルーズコントロール
R1250RTや一部のR18に装備されているACC(アクティブクルーズコントロール)が、ようやくGSにも装備されました。
ACCはクルーズコントロールで走行中に、前車との距離を一定に保つよう速度を自動調整してくれる最新機能です。
ヘッドライト上部のスペースに前車との距離を測定するセンサーが内蔵されています。
センサーの前に遮るものがあると正常に動作しないのか、スクリーンはかわすようになっているようです。
電子デバイスの追加に伴いハンドルスイッチも変更されています。
上図は旧R1250GSのハンドルスイッチ。
ハザードの左にはDRLのスイッチがあり、下には電子制御サスペンションのスイッチがあります。
こちらがR1300GSのハンドルスイッチ。
DRLのスイッチは下記「マルチロッカー」画面を開くためのスイッチに変わり、電子制御サスペンションのスイッチは項目選択のためのスイッチに変わりました。
新しい設定画面には電子デバイス関係がまとめられています。
レーンチェンジウォーニング
車線変更時に後続車の接近を教えてくれる、SWW(※ドイツ語の略?)が新たに装備されました。
この様にミラー内に▲マークが点灯します。
センサーはテールランプの間に設置されています。
車のバンパーに内蔵されている丸いセンサーみたいなものでしょうか?
エンジンレイアウトの変更
今回一番の変更ともいえるエンジンについて軽く解説を。
水平対向エンジンというと左右対称の構造かと思われがちですが、実は下のR1250GSの写真の様に、左のシリンダーに対して右のシリンダーは後ろ寄りになっています(理由などは長くなるので割愛)。
対して下のR1300GSでは、カムチェーンのレイアウトを変更することで、かなり位置が変わりました。
クランクシャフトなどの構造上完全な左右対称にはなりませんが、重量バランスもよくなり見た目にもスッキリしましたね。
構造に加え質感も大きく変わりました。
上図のR1250GSはツルっとした表面に半艶の塗装が施されています。
こちらのR1300GSはザラザラした素材の表面にマットな塗装が施されています。
オイルフィラーキャップ(エンジンオイルの注ぎ口)の場所も変わりましたね。
また、ミッションのレイアウト変更などでエンジン全長が短くなり、スイングアームを30mm延長することができました。
一般的にスイングアームが伸びると路面追従性が上がるので、乗り心地やオフロード性能がアップしていることでしょう!(工場長・吉村がすでに試乗しているので気になる方は聞いてみてください)
EVOテレレバー
GSのライドフィーリングを形成する最も重要な要素といえば、独特なメカニズムのフロントサスペンションシステム「テレレバー」。
今回「EVO」が冠される進化系となり、構造が一新されました。
上図のR1250GSはインナーチューブ上端とトップブリッジが可動ジョイントでつながっています。
R1300GSではそこが固定接続される構造になり、代わりにステムシャフト上部に可動域が設けられました。
インナーチューブ径も37mmから45mmに大幅に変更され剛性が大きく向上しています。
他にも色々変わっています
スタンドやペダルなどの周辺部品も一新されています。
サイドスタンドとセンタースタンドは鉄製からアルミ製に変わり、センタースタンドの踏み込み部分は折りたためるようになっています。
ちなみにシフトペダルはアルミに見えますが、よく見ると樹脂製でした。
軽量化のためでしょうか?
R1250GSで不評だったメーターの操作方法が、こっそり変わっていました。
トリップメーターはトップ画面で確認できるものの、それをリセットするためにはなんと9回もスイッチ操作を行わなければいけませんでした。
それが今回トップ画面のままスイッチの長押しでリセットできるようになりました。
基本的なUIは継続ですが、細部が改良されているようですね。
シートが変わっただけではなく、タンク後部にもシートと同じような素材が張られています。
クッション性も若干あり、スタンディング時の安定性が大きく向上しています。
純正パニアケース&トップケースも新型に!
四角形だったケースは、シャープな車体に合わせてデザインも構造も完全に変わりました。
内部には新たにLEDライトとUSB電源が設けられ、利便性が大きく向上。
可変容量システムは従来の二段階から、回転ノブによる無段階に変更されました。
上図が容量最小時。
こちらが容量最大時。
無駄な空間をできるだけ少なくしながら必要分だけ拡張できるので、荷崩れが起こりにくくなっています。
ネット上でお見積もりできます
メーカーの見積シミュレーションサイトではすでにR1300GSが選べるようになっています。
仕様による違いやオプションを装備した価格などを簡単に調べることができるので、下記サイトからチェックして、ぜひワクワクしてみてください🤗
ちなみにこの車両は早速ご成約いただきました!
またがっていただくことはできませんが間近でご覧いただけます。
次に入荷するのは年明け以降になると思うのでお楽しみに~!